エンジニアの成長に一番必要なのは「ライフステージを進めること」

エンジニアの成長に一番必要なのは「ライフステージを進めること」

はい、どうもこんにちは佐藤です!

最近、この業界の後輩たちから「どうすれば技術力がつきますか?」「エンジニアとして成長するにはどうしたらいいですか?」と相談されることが、本当に増えました。

「この最新分野を学べ」「まずは目の前の仕事を完璧にこなせ」。きっと、100 人のエンジニアがいれば 100 通りの答えが返ってくる問いですよね。

でも私は、ちょっと違う角度からこう答えています。

エンジニアが出世・成長するために一番必要なのは、肉欲に従うことだよ。

技術の話、ひとつも出てこないやんな。でもこれ、大真面目な話なんです。ライフステージを上げることが大切です。その理由を書いていきますね!


ライフステージを進めるという「重みのある経験」

ここで言うライフステージとは、年齢を重ねることと同じ意味ではありません。

たとえば、完全に自立して親離れをすること。一世一代の重いローンを背負ってマイホームを買うこと。あるいは逆に、若いうちに全力で旅や趣味に打ち込んで、モラトリアムを骨の髄まで満喫しきり、「自分の欲求」に区切りをつけること。もちろん、パートナーと生活を共にして、自分以外の誰かの人生に責任を持つこともそのひとつでしょう。

技術はいつでも学べます。でも、人生を進めるうえで経験する「重み」や「決断」の機会は、意外なほど少ないのです。

特に、一般的なサラリーマン生活を送っているだけでは、会社で本当に責任のある仕事や重しを持つ経験ができることは稀ですよね? だからこそ、自分の人生そのもののライフステージを進めて、その重みを自ら経験しにいく必要があるのです。

SNS を見ていると、年齢だけを重ねて精神が子どものままのような大人を目にすることがあります。リソースを考えずに自分の欲求を通そうとしたり、社会性のない発言をしたり。親の葬式よりも推しのライブを優先する、なんて話まで流れてきます。

まぁ、うん、頭おかしい。

ある程度社会人生活をした人なら、わかるのではないでしょうか。産休・育休明けの人が、驚くほど丸くなって、優しく、そしてタフになっている様子を。

あれはひとえに、人生で「自分ではコントロールしきれない重い責任」を持つ経験をしたからです。そして、その人間としての性質の変化は、技術をただ磨くよりも、組織での出世や評価に大きく影響します。


技術はあれど「弱いものは切り捨てる」だった過去

偉そうなことを言っていますが、私自身、こういった経験をするのが本当に遅かった人間です。

20 代の頃は他人に興味がなく、恋人すらいませんでした。技術だけはありました。でも当時の私は、「できない人」に対して容赦がなく、教えるのではなくて、やってあげるのスタンス。

他者への配慮がないため、外見も気にしない。

強いものには従い、弱いものを助けているようで実は切り捨てる。そんな身勝手なスタンスだったのです。

結果はどうなったでしょうか。知らないうちに人に嫌われます、会社から退場させられることもありました。当然、転職の面接を受けても敗れ続けます。

あ、うん、当時はMeTooが流行っていたのもあって、リアルに女性の後輩に嫌われて1発KOでしたわw

転機になったのは、パートナーができたことでした(当時のフリーランスの収入によって札束でぶん殴った感あるーw)。

自分以外の存在と深く向き合って、責任を持つようになってから、人間性が大きく成長したのです。パートナーからも、当時を振り返って「本当に丸くなったね」と言われます。

かつての容赦のなさは消えました。代わりに、できない人を「教え導く」方向へと、自分のマインドが劇的に変わっていったのです。


現場での変化:下の者を守る意思と、目的のために戦う勇気

この人間性の変化は、実際の開発現場での行動を大きく変えました。私の中に「下の者を守る意思」と「物事を進める勇気」、いうなれば武士道の精神のようなものが芽生えたのです。

具体的な変化は、まず若手への接し方に表れました。

新人研修で教える側のリーダーを任されたとき、ただカリキュラムをこなすだけでは終わらせませんでした。彼らが「これからこの業界でどうやって生きていくべきか」というサバイバル術まで含めて、親身に教え導くようになったのです。

次に、チームのメンバーが疲弊して、プロジェクトが「燃えない」ようにすること。そのために、防波堤となるような設計やアーキテクチャを徹底的に考えるようになりました。

私にとってアーキテクチャを組む仕事とは、単なる技術の誇示ではありません。メンバーの生活と心身を守るための「盾」を作る行為なのです。

燃えるときは燃えますが!

そして、かつては強いものに盲従していた私が、変わりました。プロジェクトの目的を達成するため、そしてメンバーを守るためであれば、たとえ相手が同じ立場や目上の人間であっても、一歩も引かずに議論し、戦うことを厭わなくなったのです。


まとめ:低確率の賭けより、確実な投資を

というわけで、技術力をつけたいなら、まず人生を進めろ!って話でした!

技術という武器に、他者を守る「心意気」が噛み合って初めて、私は周囲から正当に評価され、テックリードとして道を切り拓くことができました。

だからこそ、20 代の若手エンジニアに伝えたいです。残業を重ねて会社に評価されようと思わないでほしい。同じような残業をしてヘトヘトになって、土日に何をする気力も起きず、自分自身のライフステージを進められないのなら、その働き方に意味はありません。

土日に個人開発で心身を削っているのなら、それも今の段階ではまだ早いかもしれません。個人開発で作ったものが当たる確率は、せいぜい 100 発に 1 つ。そんな低確率の勝負に貴重なリソースを張り続けるくらいなら、まずはライフステージを上げるべきなのです。

親元を離れる。家を買う。モラトリアムをやり切る。誰かと共に生きる。

あのニーチェも言っていたであろう?

肉欲に従えと!

そうやって「人間としての器」を広げたとき、あなたの持ち前の技術は初めて、100% の価値を発揮します。

技術は、あとからいくらでも追いつきます。だからまずは、あなた自身の人生を一歩進めてみてください!

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