エンジニアよ、副業をやろう!
エンジニアよ、副業をやろう!

エンジニアよ、副業をやろう!

はい、どうもこんにちは佐藤です!

X の知り合いに、副業をやるか悩んでいる 20 代前半の子がいましてね。

「時間の割に稼げないんじゃないか」「本業の足を引っ張るんじゃないか」と。

うんうん、わかる。私も同じことを言われました。

でも、教員をやりながらサイトを作ってアフィリエイトをやり、そこから IT 業界に流れ着いた私の答えは、こうです。

やろう! しかも今が一番いい時期です!

AI が来たことで、副業の価値は上がりました。下がっていません。むしろ、個人が持てる武器の数が一気に増えたのです。

その理由を書いていきますね!


「そんな端金稼いで何になるんだ」と親に言われた

副業を始めたころ、親からこう言われました。

「そんな端金稼いで何になるんだ」

きつい言葉ですよね。でも、言い分はわかります。月に数千円、うまくいって数万円。時給に直したら目も当てられません。労働としては完全に負けています。

たぶん、あなたの周りにも同じことを言う人がいるでしょう。「その時間バイトした方が稼げるよ」って。

数字だけ見れば、その通りなのです。

ただ、この見方は副業を「労働」としてしか数えていないのですよね。稼いだ金額しか勘定に入っていません。

私が実際に受け取ったものは、金額の欄には載っていませんでした。


端金の代わりに何が残ったか

私が副業で作ってきたものを並べてみます。

  • アプリ 2 つ
  • WordPress プラグイン 1 つ
  • サイト 5 個

このサイト 5 個は、作っては潰し、作っては潰しの 5 個です。ゲームのサイトもやっていました。全部が残っているわけではありません。

ひどい打率ですよね?

でも、その中の 1 つでこんなことが起きました。当時まだ珍しかったレスポンシブサイトのコーディングを、自分のサイトのためにやっていたのです。誰かに教わったわけでもなく、必要だったから覚えただけ。

それが評価されて、私は IT 業界に入りました。そして今のキャリアにつながっています。

順番を間違えないでほしいのですが、私は転職のためにレスポンシブを勉強したのではありません。潰す前提の趣味のサイトで遊んでいたら、結果としてそれが職歴になっていた。

これが副業の本当のリターンです。

事業を立てる、集客する、金を受け取る。この一連を自分の名前でやると、勤め先では絶対に回ってこない経験が手に入ります。それがそのままキャリアになってしまうのですよ。

端金は端金でした。でも、端金の隣に落ちていたものの方がずっと高かったのです。


副業の知見を会社に渡すかどうかは、善意ではなく取引で決めている

ここで、きれいごとを 1 つ壊しておきます。

私は副業で得た知見を、会社に還元してきました。ただし無条件ではありません。

若いころは積極的に渡していました。理由は単純で、社内政治で自分の立場が安定すると考えたからです。「あいつは外でも作っている人間だ」という評価は、そのまま社内での発言力になりました。技術選定で意見が通りやすくなる。任される仕事が変わる。渡した分は、ちゃんと返ってきていたのです。

では今はどうかというと、渋っています。

金銭での価値が釣り合わないと感じているからです。副業側で積み上げたものの価値が上がってしまって、無料で流すには重くなりすぎました。

冷たいと思いますか?

でも、これでいいと思っています。副業は自分の資産です。**対価があると感じたら渡す。感じないなら渡さない。**この線引きを持っておかないと、会社の中で「都合よく吸われる人」になって終わります。

若いうちに「自分の持ち物」を作っておくと、この判断が自分でできるようになるのですよね。ここが会社員としての強さにも効いてきます。


AI で、近接領域の知識が一気に取れるようになった

さて、ここからが AI の話です。

副業を始めると、すぐに気づきます。コードを書く時間より、それ以外の時間の方が長い。

集金の設計、規約、確定申告、広告の出し方、問い合わせ対応。エンジニアリング以外の領域が容赦なく降ってきます。ここで折れる人が本当に多いのです。

昔はここが地獄でした。経理の本を買って、意味のわからない用語で止まり、検索しても自分のケースに当てはまるかわからない。企業が実際に何をどう回しているかなんて、外からは見えませんでした。

今は違いますよね。

**経理、マーケティング、営業。この辺りの知識は AI でブーストできます。**自分の状況を説明した上で「私の場合はどうなるのか」を詰められるのが大きい。一般論ではなく、自分のケースに落ちた答えが返ってくるのですから。

特に効くのが青色申告です。

「副業に確定申告は関係あるけど、エンジニアの本業には関係ないでしょ」と思いました? これが違うのですよ。会計は、業務システムを作る側にとってど真ん中のドメイン知識です。仕訳、勘定科目、締め、消費税。このあたりを自分の金で一度通した人間は、会計まわりの案件で強い。

私は業務系の現場を長くやってきましたが、**帳簿を自分でつけた経験は普通に仕事で効きました。**副業の副産物が本業の単価を押し上げる、という話です。


AI は「物量で潰される」を覆しうる

副業でぶつかる、もう一つの壁が物量です。

ゼロから始める個人には、**人を雇う金がありません。**そこに大手が組織で入ってくると、普通に潰されます。リアルなトリリオンゲームですよ。

昔ゲームのサイトをやっていたのでよくわかるのですが、今や攻略サイトは「作って儲ける」ビジネスとして完全に確立しています。人を並べて記事を量産する。個人が同じ土俵に立ったら勝ち目はありません。

それだけ物量は強いのです。

でも、その差を AI が埋めにきています。

このブログがまさにそうです。半年間ずっと更新して、今のところ 30 記事ほど。並行してサイト 2 つの AWS 移行もやっています。本業をやりながらですよ。

正直に言いますね。AI がなかったら、私は挫折していました。

一人で 30 記事を書き切って、その裏でインフラを移して、というのは以前の私には無理でした。物量に押し切られて、いつもの「作っては潰し」の 6 個目になっていたはずです。

もちろん、AI があれば大手に勝てるという話ではありません。ただ、**個人が土俵から降ろされずに済むようになった。**これは大きな変化ではないでしょうか。

続けられさえすれば、当たりを引く確率は上がります。私は 5 個潰して 1 個当てました。続けられる人の打席数が増えたのが、今という時代なのです。


最後に残るのは、コネクションだった

もう一つ、金額には絶対に載らないものの話をさせてください。

コネです。

副業は、好きなことを責任なくつまみ食いするものを選ぶのが上等だと思っています。上司の指示でもなく、納期に追われるでもなく、ただ好きだからやる。この形が一番いい。

なぜかというと、好きなもの同士は惹かれ合うからです。

そこで生まれる関係には、利害がありません。売る側と買う側でもなければ、評価する側とされる側でもない。だから素直につながれるのですよね。

私は高校から社会人初期まで、けっこう引きこもり気味の人間でした。人付き合いが得意なタイプでは全然ありません。

その私が、副業の縁から、友人ができて、メンターになってくれるエンジニアに出会って、恋人までつながってしまったのです。

作っては潰したサイトたちの、これが一番大きなリターンでした。

……あ、これは別に AI 関係ないですね。まあいいでしょう。副業がくれるものは金と技術だけじゃないよ、という話でした。


まとめ

というわけで、エンジニアよ、副業をやろう! って話でした!

端金だと言われます。実際、端金です。でも受け取るのは金額だけではありません。事業を立てた経験が職歴になり、会社に対して「渡す/渡さない」を自分で決められる立場をくれて、しかも人までついてきます。

そこに AI が乗りました。経理も営業も近接領域として取りに行けて、物量で即死しなくなった。副業の成功率が上がったというより、続けられる人が増えたと言う方が正確でしょうか。

私は 5 個潰しています。あなたも潰していい。潰す前提でいいのです。

**まずは何かやってみましょう。**開業届だっていりません。始めるのに要るのは、今日つくるリポジトリ 1 個だけですよ!

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